THE LAST TRIGGER
最後の引き金はいつも俺の背徳が引く。
弾け。糞みたいな明日を。
撃ち抜け。苦しいままの顳を。
最期の自分に血の餞を――。


last update-2/20
1019 1150
2nd album
THE VANISHING SKY−解−

#1 necrophilia
#2 黒ひげ致死一発
#3 自己葬失
#4 陽葬
#5 Lost melody
#6 螢の国
#7 雪割ノ夢
#8 鴉
#9 -SIN-
#10 Virgin & Bloody
#11 天地燦々
#12 10代
#13 永遠世界とcobalt blue
#14 Divina Commedia
#15 Ground funeraL
#16 vanishing sky










「とうとう始まっちまったぜ?
開戦だとよ。テレビつまんねぇ。
どうせこの世の中は下らない人間様が真顔で支配して御座います。
男どもは皆徴兵で、女は工場勤務ですか。
メディアが映す真実に皆目を丸くし、口を開けたままデスネ。

一気に昭和に逆戻りの状況。
でも街を歩けばギャルは普通に歩いてるし普通に笑ってらっしゃる。
こんなことで良いのかい君たち?
明日にでも強制連行ですぜ? 死相が見えるよ大丈夫?
あぁ愉快愉快。」



捧げ その命を
潰せ あの命を
死にたくないなら殺すのみ
この世は戦国止まらぬいくさ
捧げ 国のために
潰せ 己のために
弱い奴はさっさとくたばれ
哀しい現実真実です。




「さ〜て最後の贅沢 お昼のランチは洋食です。
コーヒー片手にグラサン下げれば人はだんだんと慌しくなってきましたヨ。
はしゃぐ学生に汗びっしょりのオッサン。
仕事は明日から殺し合いデスヨ。まあ頑張って。
そのお腹なら銃弾ぐらい何とかなるでしょ。

本日のデザートは犯罪。
殺害、窃盗、強姦、詐欺。何でもありですね。
まあ予てからの願い。
狂った日本と本能剥き出しに生きる国民の皆々様方。
映画の世界を直接脳みそに映し出す光景はなかなかハッピーでしたよ♪
警察の混乱振りには笑いが止まりません。」



踊れ 蹂躙テロ
狂え 人の顔よ
神は悪魔とグルでした
最悪の結託は誰にも止めれぬ
せめて喚け 崩れ去る幸
そして消えろ 肉片一つ残らず
・・・
地球ほしを盤上に蠢く駒よ







necrophilia

『壊れてしまう前にディナーをご堪能なさい』




淡いドレスの夢を見る
端整で華奢 そして甘美な声に誘われるがまま

夜の果てない夢を見る
冷たくなる前の恍惚なる孕望


腕を組む娼婦には
紳士の腹の底に抑え隠した 薄黒い靉靆など微塵も
ただ 付き添う娼婦は
陰徳の期待を馳せて 止まない雨だけが


風向きの変わるのを知らぬ屋内の事――



首筋を アカク アオク 愛の痕をあげましょう
晩餐には痛みが不可欠 眠った姫君 傀儡のオペラ始めましょう
生暖かい貴方に私の愛を刻み込みましょう




張リノアル肌ニ触レテミル
綺麗ナ光沢 其シテ艶ヤカナ音色ニナゾリ

理性デ抑エ付ケタ衝動ヲ
開放スル時 ダムノ決壊ガ始マル


・・・波ハ疼キガ止マナイ限リ 私自身ニモ止メル術無シ



アハ、アハハアハハハッ!
綺麗ナ君ノ顔 穢シチャッタ
厭ガラズ眠ッタ儘

ブッ・・・ウヒョッヒッ!
ピンクノ君ノ××× 絞マリ良好

柔イ丘デ僕ノ搭ヲ ウクククッ・・・


ブハ、ダハハッヒャ〜!
綺麗ナ君ノ顔 穢シチャッタ
アンマリ舌ガ吸イ付クカラ

グプッ・・・ブブブヒッヒィ〜!
白イ君ノ××× タップリドップリ・・・

御馳走様デシタ




今から貴方の願望を叶えて差し上げましょう・・・




『壊れてしまう前に 私を眼に焼き付けなさい』






黒ひげ致死一発

ねぇ黒ひげ どこが一番キクの?
ココだったら飛び出そう?



刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺しても


ちっとも飛び出ないじゃん




痛い? ねぇココが痛いの?



刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺して刺したら


飽きちゃった
次は本物でヤっていい?




あ〜あ 壊れちゃった・・・



刺して
                 刺して
        刺して
          刺して
   刺して
                       刺して
      刺して          刺して        刺して
  刺して        刺して     刺して  刺して
       刺して                 刺して


ごめんねママ 壊しちゃった
また買えばイイよね
サヨナラ




自己葬失

こんなに気分の悪い夜は誰か一人でも殺してしまおうか
目についたやつは誰でもいい 殺せ
当り散らして楽になれるんだったら何だってするさ
そこに後先の考えなんて浮かばない
今死にそうなんだ
生きるためなら手段は選ばないだろ?
それが世の中の生き方やりかた


頭の激痛がとれない
眩暈と嘔吐に誘われた凶器
(バットを持て)

ちらついた視界無音のまま
割れて散らばり誘われた狂気
(俺の頭を砕け)



モノクロ色に溶けだした色を持たない世界に絶望した
すべて色褪せて無くなれ 救えない心が蝕む
このまま日の昇らない白昼夢のなかで酔い痴れながら
頭から噴き出したものが何かも分からずに死ねばいい




頭の激痛がとれない
眩暈と嘔吐に誘われた凶器
(バットを持て)

ちらついた視界無音のまま
割れて散らばり誘われた狂気
(俺の頭を砕け)


この腐りきった頭をどうにかしてください
殴っても殴っても治らないんです
治してくれるのなら何だってしますから
早くどうにかしないと大切なものを失ってしまう
それを失ってしまったら今の俺には何も残りません
さあ早く!



モノクロ色に溶けだした色を持たない世界に絶望した
すべて色褪せて無くなれ 救えない心が蝕む
このまま日の昇らない白昼夢のなかで酔い痴れながら
頭から噴き出したものが何かも分からずに死ねばいい




自分より大切なものを失った俺にはもう生きる意味がない自分を大切にできなかった罰なんですか自分より大切なものを失った俺は自分の命を込めてまで大切にしたのに自分より大切なものを大切にできなかったから壊した自分より大切なものを大切に思う資格も始めからなかったのだろう自分より大切なものを自分勝手な都合で大切にしていただけなんだろうか自分より大切なものは俺をどう思っていたのだろう自分より大切なものは最後まで俺を大切に思っていただろうか自分より大切なものはこんな俺を許してくれるだろうか自分を大切にできない俺を許してくれるはずがない自分より大切なものよどうか俺をずっと憎んでくれ



涙が流せなくなるほどに荒んでしまった心だ
もう治せない
俺は俺という落し物を間違ったところに落としてしまったようだ
しかし拾う価値もない俺の命は誰も見向きもしないだろうから
踏み潰して痕跡すら消してくれ


血塗れバットにキスをしてロマンティックに咲かせよう







陽葬

ずっと愛していた これからも
君がいない孤独との 葛藤


欲張りな僕は 君の全てが欲しくて



さよなら 最愛のひと
さよなら 我儘な僕よ
スコップ片手に穴を掘り 想いを埋める




未だに呆然としている
ただ罪悪感が立ち込めて
拭えぬ宿命は現実として 受け止めきれるの?


不安な僕は 君の全てが欲しくて



さよなら 最愛のひと
さよなら 我儘な僕よ
スコップ片手に穴を掘り 想いを埋める

さよなら 身勝手な君よ
さよなら 想い出になった 二度と送れない日々よ




思い通りにならない 君への想いが憎しみに変わった瞬間
出て行った君を階段から突き落として・・・



さよなら 心の拠り所
さよなら 太陽の季節
さよなら まだ暖かい身体に最後のキスをして

さよなら 最愛のひと
さよなら 我儘な僕よ
スコップ片手に穴を掘り 想いを埋める

さよなら 良く晴れた朝よ
さよなら 僕も直逝くから
君と同じ痛みを味わおう 血を駆ける呪い

さよなら 朦朧とした中
最後の力振り絞って
二人のこれまでに積もる闇が 冷たく包んで


さよなら・・・
ごめんね さよなら 最愛のひとよ―――


















Lost melody

遠い過去 モノクロの空
風は薙いでいた

草原に少女 麦わら帽子押さえて
口笛吹いていた


懐かしい音色 思い出せないメロディー




雨のスラム街 せまい空のもと
脚をくじいて倒れていた


剥き出しの鉄筋 細長い通路
背後から迫る影・・・




思い出そうとすればするほど 頭痛がする
あの日はいつ?


悲しい声が聞こえる
胸に響くそれはどこからか
なぜか分からないけど 涙が出るんだ



歌えないよ その口笛のメロディー
喉に詰まって 声にならない
苦しくて悲しくて 大好きだったはずのその歌は―――




「パパはどこ?
ママはどこ?
みんなどこにいったの?
ねぇ教えてよ!」

「君だけが生き残った。
ここにいればしばらくは安全だ。
両親の分までたくましく生きるんだよ?」




逃げて・・・!


立ち上がり必死に走った
脚を引きずって
黒い銃が狙っている
生き延びて・・・逃げるの!


砕けるコンクリート 風を切るスピードで弾が放たれる
怒号の木霊に躓きながらも



どこまでも走れ少女よ
いつか草原を駆けたあの日のように

どこまでも突き進め少女よ
両親の形見のハーモニカ
ブローチ握り締めて 走れ――!!




懐かしい音色 思い出せないメロディー
思い出せそうなメロディー・・・



どこまでも走れ少女よ
いつか草原を駆けたあの日のように

どこまでも突き進め少女よ
両親の形見のハーモニカ
ブローチ握り締めて 走れ――!!


その先に見える光へ
抜けた先に広がるのは あの草原・・・




目を覆う過去 モノクロの空
風は薙いでいた

草原に少女 麦わら帽子押さえて
口笛吹いていた

男の人と女の人が 歩いてくる・・・
振り向いた少女 口笛吹いて笑顔で・・・



少女の口笛に合わせて歌う 二人は
とても楽しそうにニッコリ笑いながら
少女の頭に花飾り被せて抱き寄せた


・・・危ない!


突然倒れた二人 少女には 何が起こったのか分からなかった
ただその音ははっきりと聞こえた―――




血みどろの過去 有色の空
風は凪いでいた

草原に少女 二人の背中揺すって
歌を歌っていた


思い出したメロディー 夕暮れの調べ




あの少女は私だった




パパ ママ 私生きるからね
どんなに辛いことがあっても だから
楽しいはずの悲しいこの歌を歌っても 良いでしょう?

ここで起きた惨劇は 少女に永遠の傷として
はなむけの花 両親が好きだった花 一輪摘んで
空に投げて 天国まで風に乗って 届くことを祈って―――










螢の国

深い闇の奥に 数多の光の粒
翠緑の湖に集まり 命を照らす

光の筋が指す水面に その最期を捧げ
燃え尽き 落ちる身は沈み逝く


生ある者の儚き運命
つよく強く明日に輝ける



此処は終わりを告げた者の 来世の望みを待つ場所
貴方の螢は灯火を吹かれ 水に落ちる――




私の死んだ訳など知らない ただ此処は静かで
鍾乳から滴る水音が 心地良くて


生亡き者の訪れる冬
よわい弱い今日にならぬ為に



此処は終わりを告げた者の 来世の望みを待つ場所
貴方の螢は灯火を吹かれ 水に落ちて 底で刻を掛ける




此処は終わりを告げた者の 来世の望みを願う場所
沈みながら祈る 再び魂を与えたまえ

命の綱をたぐり明日を夢見て 浮きあがる
さすれば 揚羽が春に導くから――











雪割ノ夢

半年近く続く 白い世界は終わりを告げ
山は少しずつ頭角を現してゆく
空に手を伸ばそうとして 固い雪のなか



限りない星の下で 雪の重みに耐え 地中に根差し
春を待ち侘び 夢を廻り 息苦しい冬を越えて 目覚めたいから




雪は解けて土に染み込み 川に流れて野を肥やし
迎える春に応えるように 残りわずかな雪を割り

力なくふるえる その茎を伸ばして・・・




限りない星の下で 雪の重みに耐え 地中に根差し
春を待ち侘び 夢を廻り 息苦しい冬を越えて 咲きたいから

凛として頬笑む 木洩れ日を浴びて 瞳開かせる瞬間
眩い春の光は 何処までも続いて連なる もう夢じゃないと知ったとき


歓びの花びらが羽根をひろげて 春風に揺れる―――












鼠色の箱の中 飛び出せない子供たち
水溜りを蹴って飛び跳ねた時代は―――




威勢好く羽撃いたものの
腐った土に立つ枯木が唯一の止まり木さ
此処は異臭のするゴミ集積場
朝から残飯探しの理想と掛け離れた これが未来さ


あの時何も考えずに 何を知っていたというのか
あの時の私は居場所のない家と広がる夢だけが



崩れ逝く先には何がある?
夢を抱くだけ遠ざかって
ただひたすら前に走っていた
追うものは所詮"夢"か幻か

今も心の片隅で諦めきれないけど
現実が痛い これがお前が求めた未来?




雲間から指す光も私を照らすことなく
疲れ果てたその顔は眼が死んでいる



成功の糸口も何もかも初めから無かったのだろう
すぐに割れるシャボン玉のようにいつまで探してる?

叶わぬ夢を求めることほど辛く悲しいことはない
がむしゃらに胸張って立っていた日は・・・?

崩れ逝く先には何がある?
夢を抱くだけ遠ざかって
ただひたすら前に走っていた
負うものは所詮"鉛"か幻か

今も心の片隅で黒ずんでいるけど
いつになったらピカピカに光りますか?
もう無理なんでしょう?
薄々感づいていました―――




鼠色の雲から今日も光指すことを願っている・・・




飛び出せない羽撃けない しっかり
汚れた羽じゃ遠くまで飛べない
彷徨ってるその日暮らし ふらり
折れた心じゃ何も成し得ない

傷付いて傷付いて立ち上がれない
辛くて痛くて悲しくて
癒えない傷消えない傷抉られて
馬鹿にされ蔑まれ地に手を着く


そうまでしても足掻いて泥塗れでも
飛び立つことは難しくない きっと必ず
汚れた羽見っとも無くても何食わぬ顔で
利口に機会を伺おう


心折れた翼折れたそれが何だ?
骨折は治ります 心も治ります きっと飛び立てます
貴方に足りないものは何一つない
貴方が足りないと思っているものは得られない
どれだけ真似事しても同じものにはならない
だったらオリジナリティ磨いてみませんか?




太陽が異様に眩しくて私の黒い身体には不釣合いだけど・・・





-SIN-

この手広げ
目を閉じてそらを振り仰げば
微かに息づく自分を
確かめることができるだろう




人工物に塗れたこの世界はほんの一部にすぎない
忙しない時間に縛られて自分を見失ったなら そっと・・・



この手広げ
目を閉じてそらを振り仰げば
己の成す事 成し得なければ成らぬ事
次第に見えてくる筈


終わらせる事は簡単だけれど限界を創ってしまうだけ
それなら恥の上塗りだけは避けたいよね

大切なのは・・・





“信じ抜く強い心”





この手広げ
目を閉じてそらを振り仰げば
微かに息づく自分を
確かめることができるだろう

解れかけた想いが繕われていく―――


この手広げ・・・

小さな自分でも誇れるように・・・










この手広げ
目を閉じてそらを振り仰げば
小さな自分でも誇れるように
無理なく精一杯の事をしよう

この手広げ
胸を張り深く息を吸えば
辛い事 悲しい事 僅かでも吐き出せるなら
俺はまだきっと頑張れる

そらを見つめ
己の小さきを知る
他にもっと悩むべき事
掃いて捨てるほどあるだろう?

だから何も
構えていなくて良い
背を向けられるくらいの余裕があれば
護るべきものを失わずに済むから


この胸の熱い想いを教わった
今は手をやり静かに待とう

その時を――――!







Virgin & Bloody

蒼い空に映る 筋雲のドレスを纏い
白昼の眠りにつき 静かに夜を待つ

この手は届かずとも どれだけ遠くとも
確かにこの瞳は捉え 契約を願っている


夕焼けに焦がれて 沈みゆく愛に背を向けて
新たな契り結ぶために目覚める



包み隠さず 貴女の全貌を見せて
闇に潜んだ 裏の顔
叶わぬ恋に堕ち でも それでもいい貴女を選んだ
私は他に何も望まない




青い海に移る さざなみのヴェールを纏い
波紋に揺られながら 静かに夜を待つ


夕焼けに妬かれて 騙した愛に背を向けて
確かな契り結ぶために目覚める



包み隠さず 貴女の全貌を魅せて
ドレスの下の 白い肌
薔薇の接吻に堕ち 熱に熔けてゆく―――・・・
身を滅ぼすと分かっていても




崩壊した太陽 暴走を止められない
天に昇る炎 星は散って
ここから逃げて 新天地を探そう
二人の理想郷を・・・




天地燦々

星の雨降らせて綺麗に散りゆく身体と
魂は遠く離れた貴方と逢うために
二人の逢瀬をもう誰も邪魔はできないから
返り咲く黄泉の花・・・




瞬く夜はもう来ない
赤い光に望みを抱いて
熔けるような暑さはきっと
貴方が逢いに来てくれたから


そっと・・・ 少しずつ
沈んでゆく悲しみの海へ
堪えきれない私を
放っておけない優しさを感じるの



星の雨降らせて綺麗に散りゆく身体と
魂は遠く離れた貴方と逢うために
二人の逢瀬をもう誰も邪魔はできないから
返り咲く黄泉の花 一つになれる―――


世界を白く染めて
人の影さえ見えない
ただ貴方の温もりに触れている


沈む海に蓮の花を咲かせてくれた貴方に・・・



-星の雨降らせて綺麗に塵逝く身体を
魂は脱ぎ捨てて貴方と心まで溶けあうため-

白い光に包まれて星は滅んでも
惹きあう運命の二人には夢幻の一日
時を止めて抱き合えれば
二人の逢瀬をもう誰も邪魔はできないから
返り咲く黄泉の花 靄のなか悲しみの海で
貴方と逢える――――
















10代

−深夜−



『野良猫たちの威嚇の声が聞こえる・・・』



“縄張り争い”
どっちがより強くて偉いのか決める決闘だ
負けた方はその場から立ち去らなければならない
たとえそこが自分の縄張りだとしても

“奪い合い”
結局はより自分が豊かになるために他人を蹴落とすしかない
それが暗黙のルールだ
あの時の俺と何が違う?
純粋で無知だったあの頃の俺と・・・―――



病弱だった母を一人置き去りにして
己が溶け込める夜の闇へと・・・

路地裏での殴り合い
俺は負け無しで最強だった
誰よりも強い、偉い、そう思ってた




冷たく鋭い目で睨み潰しては
嫌いなやつを殴り倒して
力こそが全てだと思ってたんだ
本当は誰よりも臆病なのを知ってたのに
認められなかっただけ


母が倒れて孤独になった
父はずっと前から家を出ていない
兄弟もいない子は俺一人
孤独だ孤独だ孤独だ孤独だ・・・・・・



病弱だった母を一人置き去りにして
己が溶け込める夜の闇へと

母も孤独だったのに置き去りにして
自分だけが悲劇を演じていた

殴られる痛みだけが全てを
消してくれると思ってた


だから、俺を誰か・・・
親に殴られたこともない俺を
力いっぱい殴って張り倒してくれないか
現実に引き戻してくれないか なぁ・・・




ある時その人は来た
中年のおじさんだ
敵わなかった 幼い日の父を思い出し…
後で聞いた話 その人は教師をしているということ
教師という不釣り合いな立場から殴ってもらえたこと
大した力じゃなかったはずなのにいてぇ…
路地裏の雨は心に響いて辛い―――




俺は誰彼構わず気に入らないやつは
叩きのめしては見下して



何が強い? 臆病だ
力で解決することは心の解決には至らない
体の傷は癒えるけど心はカタチ無きもの

何が偉い? 人のために何かできたか?
――逆に傷つけてきた
俺は母に何かできますか? 先生――


働きだした夕方から夜までこつこつ
学校は辞めなかった 母が悲しむから

俺もいつかは先生みてーになりてぇよ
俺と同じようになった馬鹿を救いたいと思ってる――――












・・・もう日が明けたのか。
まさかいまさらあんなことを思い出すとは。




















−早朝−



チーン―――。

(母さんがそっちに行ってからもう5年が経つね。
俺は元気でやってる。
今年から念願の教師の仲間入りだぜ?
まだクラスは決まってないんだけどな。
あの時の先生の学校で働かせてもらえることになった!
早く生徒の顔が見てぇよ・・・)


















永遠世界とcobalt blue

遥かな高みへ・・・ 遥かな空へ・・・
星は巡りゆく――


幽玄の雲の海へ 母なる胎動突き出し
碧と白の壮大なパノラマ
息を切らし叫んだ 「私はここにいる」と
でも世界では塵に等しい存在なのだと―――



悲しみも怒りも鎮めてくれる
馬鹿げた思いはここに残していこう―――




遥かな高みへ・・・ 遥かな空へ・・・
星は巡り黒く染める
ゆるやかな流れ 漂うように
大地の息吹を抱えるように・・・


大地は空に焦がれ
空は大地に焦がれ
互いに引き合おうと世界を包む




悲しみも怒りも鎮めてくれる
馬鹿げた思いはここに残していこう
この星の総ての生命は星を讃え歌うから
私たちもそれを見習おう




冷気芽吹く雲海に太陽は沈んで
空を焼き黒い塵の世界へ――
私たちは独り一人無力でも
力を合わせれば何かできるはずだから―――


今日はもう寒いから下りよう・・・

































2078年 某国の空軍が日本領空を制圧。日本全土に集束焼夷弾が落とされた。
これにより国民の約8%が死亡。26%が重軽傷を負った。
また都市機能が完全にダウン。明日をも知れぬ不法地帯と化した。
2081年 某国による大量の核弾頭発射。迎撃装置では防ぎきれず世界の3分の1の人間が死滅。
さらに世界では爆発による放射性物質を含んだ大量の塵の雨が無作為に人類を襲う。






























Divina Commedia

地響きが鳥たちに世界の終わりを伝え
生きとし生けるものの営みを狂わせる

終わり無き夜のなか人々は乱れ惑い
誰一人無力を身体で味わうだろう 自然の脅威


怒つ地 煽る海 嘆く空
立っていられない 星は種の創造主
御神の御前ぞ 跪け



大地は破れ血を噴き 総て飲み干せ
怒りの灼熱地獄と化せ




怒つ地 煽る海 嘆く空
穢れた肉体を洗い流そう
水泡よ星を無に帰せ



豪雨を呼ぶ海流 総て飲み干せ
酸素のない暗い闇へ誘え

ノアの方舟は高波に揉まれ舵を失った
行きつく先は神の胃の中――海底さ




荒んだ大地
もはや一滴の涙も出ん
澱んだ海
浄化も間に合わぬ


人は予の身体を蝕む害虫だ病原菌だ最低の生物だ
罪を償うべし!


怒つ地 煽る海 嘆く空
恵みの雨降らせる雲を歪めた
迸る雷を栄やせ



雷よ暴れ廻り 総て飲み干せ
塵一つ残らず人を焼き払え


怒つ地 煽る海 嘆く空
立っていられない 星は種の創造主
御神の御前ぞ 跪け



大地は破れ血を噴き 総て飲み干せ
怒りの灼熱地獄と化せ

豪雨を呼ぶ海流 総て飲み干せ
酸素のない暗い闇へ誘え

雷よ暴れ廻り 総て飲み干せ
塵一つ残らず人を焼き払え

地は奮え根絶やしの業火を纏い
星という私を殺せ

この身を以って魂さえ滅せよ
転生無き無限地獄という檻のなかで悪夢の叫びを聴くがいい







Ground funeraL

悲しみ深く祈りを捧げる
神よ我らに慈悲を
神はお前等なんざ助けねぇよ
だって悪魔だろ?


地に堕ちた破壊魔どもは
悪知恵をつけた猿
アダムとイヴが林檎を食べて
似非汚い猿は繁殖しました




「世界平和に必要なものは?」
お前等が語ってんじゃねぇよ
生きている限り地球ほしは猿山で
バナナの皮で今度は山ができる


血に飢えた破壊魔どもは
争い大好きな臆病者
殺しに殺され血で血を洗う
恐怖を創り恐怖に怯える


ルールを守れないお前等はやがて勝手に死に逝きます
世界を巻き添えにさようなら
利益だけが生き甲斐か
不動産ほしはお前等を許しません
自己満足の寄生虫が



お前等の最終目標は大地をたいらにすることですか?
自分の頭でもたいらにしてろよ
ほれ バナナやるから他所へ行け
立ち退き料には十分だろ? 消えろ。




困った時だけ頼りたい神様とやらはスーパーマンなのかい?
宗教なんて嘘っぱちだろ
自分たちのために崇拝してんだろ
ナルシズムが。


お前のなかの神様なんて、お前に都合が良いに決まってんだろ
酔いはすぐ醒めるさ あの世でな!


何が宗教紛争だ
要は自己中心的思考主義者の茶番劇だろ
認めろよ 可愛い自分を否定された怒りを


もっと殺せよ もっと血を出せよ 馬鹿は消えろオォォォーーッ!!



何故命を大切にできない?
核はお前の頭以外にも降り注いだ
シャレじゃねぇ大地は本当に消えちまった
猿が猿らしくできない


生まれ、殺されてゆく・・・
人が生き続ければ俺は笑えない
屍骸も残らない焦土は
腐れた未来を映す・・・


陳腐な喧嘩に兵器を持ち出した下衆が
象が蟻を踏み潰すかのようにイキがり
そんな奴ほど小心者だということを
猿は猿なりに理解しているだろ


分かっているだろ?
死ねばいい人間ばかりが生きている事実
懸命に死と戦っている勇敢な人達を圧し折り
ふくよかな腹はどこまでも黒く濁り
信用など到底できない救えない本当の猿を
奴等が悪、だろ?
死ぬのは奴等、だろ?
お前等の手で直接死刑台に送りたいだろ?



ならばこのまま殺し合いを続けろよ
最後ぐらい知らしめろよ
絶滅するまで続くだろ
自己愛の寝小便小物野郎がいる限り


痛みを与えろよ
無残に殺された人達の痛みを――――























vanishing sky

人の世の夕日が沈む
夜明けの来ない明日の荒野
見えざる太陽 懺悔の大地をどうか照らして

紅色の火柱が水の惑星を変える
文明は文明を滅ぼし繰り返すだけなのか




零れる黒い涙 空が泣いている
耐えきれない毒の拒絶反応は降り止まない


生きとし生ける万物の命を壊す
凛と根付いた花にさえ――――




行き過ぎた人の手 伸ばす方向に一縷の望みもない



空に数多の火を放ち やがて凍える終焉と
声を殺された人々 この叫びは何処へ向ければ・・・?




赤く 黒く 穢れた手は永久に綺麗になどできない?
深く 深く 穢れた罪と業は重く生きる罰?


白日に晒すのは人の影なき黒き大地と光伝えぬ分厚い雷雲



ほんの一部の人の愚挙は逃げ惑う隙さえも与えない
恐怖を押し殺して消えた人々に何の罪があったのか

それとも人の存在が罪なのか ならば何故人は生まれたのか・・・?


ただ一つの種によって全ての生命が失われなければならない理由とは?
何に対してどう嘆けばいい?
声も出せぬ 身体は跡形もなく消えて
土に朽ちることも許されず
ああ・・・ ああ・・・



空に数多の火を放ち やがて凍える終焉に
生を殺された人々 自由は名ばかりの束縛・・・

空の流れ星に平和を祈る幼子の命をも
奪ってまで貫きたい意地は何の役に立つの?
もう全てが遅い 悲しみの大地で――――

































闇より深く暗い漆黒の吹雪に埋もれて星の初期化という復讐は終わったのか?
そうじゃない きっとこれからは残された人々の償いの始まり・・・




















穏ヤカナ空ヲ返セ・・・   豊カナ大地ヲ返セ・・・










――――報われぬたましいの声にならぬ思念が微かに聞こえる・・・





















































2082年 辛うじて核シェルターに避難していた者たちだけが生き残った。
地上は完全に汚染されたため、彼らは地下に生活の場を移した。
2198年 地上の清浄活動開始。しかし清浄が完了するまでに何年かかるか予測不能。








2201年 そして23世紀――――。





































煙草けむりを良く味わえ。そして銃弾に皮肉を込めろ。
平気さ、所詮死など一瞬。
指一本ヒネるだけで死ねる社会。
――俺にとっては唯一の幸でした。

ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ 専門学校
template by 21g Powered by FC2 Blog